大洲市役所｜一般社団法人 キタ・マネジメント地域DMOとの連携によるシティブランディング

大洲市の「魅せ方」を考える

愛媛県南部の南予地方に位置し、清流肱川が市内を貫く城下町として栄えたことで、古き良きまち並みが残る大洲市。大洲の歴史文化・産業、ひいては物流やまちの有様には、肱川と深い由縁があります。そうした背景から、物事に造詣が深い旅行者をペルソナとし、「上質を知るおとなの城下町大洲」をクリエイティブのコンセプトとして設定。シティプロモーションやふるさと納税事業の促進を目的とし、パンフレットにて歴史や自然、生産者、ものがたりを掘り下げていきました。

上から下まで、大洲を歩く

制作過程において、クライアントと一緒に肱川の上流から河口まで、点在する事業者様の元を訪ね歩きました。大洲の知られざる地域資源を届けたいターゲットへ最大限効果的に魅せるためには、編集・撮影・ライティング・デザインといった全ての工程を、綿密にコントロールしなければなりません。そうした意図から、プロジェクトスタッフは最小限に抑え、「大洲」への高い解像度を維持することを目指しました。

手応えと成果

キタ・マネジメントや大洲市役所をはじめ、たくさんの事業者様のご協力のもとでパンフレットが完成し、キタ・マネジメントにて各プロモーション展開。プロモーション活動が開始されてから3年間で、大洲市のふるさと納税額は当初の5倍以上の伸び率となりました。勿論、パンフレットだけの力ではなく、キタ・マネジメントの一貫した取り組みがあってこそのもの。パンフレットの反響も良く、予定していた冊数からの増刷も行っています。また、クリエイティブ評価として、CCE AWARD（※1）にてベストフォトグラフ賞を受賞する等、さまざまな成果を獲得することができました。

※1　CCEAWARDとは…クリエーターズクラブ愛媛が年に1度開催する愛媛県内の広告賞。