20.05.21

スリーラインズ株式会社商品✕デザインで6次産業化のサポートを

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スリーラインズ株式会社
スリーラインズ株式会社は、愛媛県の南予地方に位置する宇和島市遊子という地域で「スジアオノリ」と呼ばれる品種の青のりを養殖しています。井戸海水を使って陸上養殖される特徴的な青のりを市場に売り出すため、パッケージのデザインをしてほしいというご依頼をいただきました。栄養成分豊富で甲殻類アレルギーの方も食べることができるなど、様々な特徴を持った「スジアオノリ」の魅力を、デザインを通して消費者にどう伝えるかを考えていきました。

PROJECT
STORY

ネーミングからの商品開発

生産者の想いや遊子の風土などを直接感じたいという思いから、現地まで何度も足を運び、商品開発の段階から関わらせていただきました。その中で、まずはクライアントと一緒にブランド名の考案から行うこととなりました。スジアオノリはスジ状のきめ細かい繊維が特徴ですが、スリーラインズ株式会社のものはさらに「口に含むと、絹のようにふわっとした口当たりがする」「見た目が繊細で美しい」というポイントがありました。これは、養殖によって不純物が混ざることなく生産できることや、宇和海のミネラル豊富な海水のみで育てていることが影響しています。その感覚をベースにクライアントと意見交換を重ね、「きぬ青のり」とネーミングしました。

 

ターゲットの共感を生むパッケージデザインに

「きぬ青のり」の主な販売ルートは道の駅。道の駅に多く訪れるであろう主婦層をターゲットに、ロゴやパッケージのデザインを考えていきました。ロゴは、柔らかい絹糸のようなイメージを印象づけ、親しみやすさも持ち合わせた丸ゴシックを採用。パッケージは、半分をフィルムにすることで、絹のように美しい青のりの特徴を、消費者が視覚的に感じとることができるようにしました。

 

消費者目線の店頭ツールで手に取りやすい仕組みづくりを

販売前、きぬ青のりについて消費者アンケートを実施したところ、「どう調理したらいいのか分からない」という声が多数ありました。商品の良さや、家庭での使い方が十分に伝えられてなかったのです。そこで、きぬ青のりの特徴やオリジナルレシピを掲載したリーフレットを制作し、店頭ツールとして設置。結果、多くの方々に手に取っていただける商品となりました。現在では生産量も増加し、安定的な供給が可能となったため、一般消費者向けだけでなく、BtoB向けの販売も行っています。アレルゲンフリーの特徴も周知され、学校給食にも採用されました。今後、さらに多くの方々に食べていただくため、新たなアイデアをクライアントと協議しながら、構想を続けています。

 

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