24.04.01

宇和島ブランドブックブランドブックによる自治体の魅力発信

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宇和島ブランドブック
愛媛県南部に位置する宇和島市は山と海に囲まれたまちであり、これらの自然の恵みを活かした産業が盛んです。また、宇和島城といった伊達文化など歴史的資産も豊かで、宇和島市の魅力は日常の中にこうした自然・文化が密接に関わっており、人々の交流が活発であるところです。宇和島市は「人とまじわう」コトや瞬間を大切にし、市のキャッチコピーとして「ココロまじわうトコロ」というフレーズを掲げています。

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PROJECT
STORY

宇和島の「日常」を描く

宇和島市ブランドブックの制作は魅力あるまちづくりのため、まち全体をブランド化していく「シティブランディング」の取り組みの一環として発足されました。
宇和島市のブランドブックに携わらせていただいた当初は、コロナ禍によりオンライン化や対面イベント等の減少により、人々が直接集う機会が縮小している状態でした。その中で改めて、宇和島の「日常」に根付く住民たちの温かい交流の文化を発信することで、まちのブランド価値向上や関係人口の創出に繋がるようなブランドブックを作成したいと考えました。
宇和島市の魅力である「日常」に着目したブランドブックにしたいという思いから、宇和島らしさを形成する「人的資源・文化資源・自然資源・産業資源・生活資源」の5つの魅力資源を冊子に盛り込みつつも、メインはそこで暮らす人々にフォーカスをあてたものとなっています。
まちの一日の様子を冊子に落とし込むことで、読み手の共感を獲得し、想像力と好奇心を掻き立て、市が策定した「うわじまブランド魅力化計画」において目指す「住みたくなる・帰りたくなる・連れて行きたくなる」まちづくりに寄与するブランドブックを目指しました。

何気ない1日を伝える

日常の中にある「幸福感」こそが宇和島「らしさ」。これらを冊子の中で表現するために、“作られたシーン”を用意しないことを重視して撮影に取り組みました。限りなく日常に近い状態の中で市民の方々の“素の反応”を捉え、市内の日常や暮らす人たちの飾らない表情が投影されるようにしています。日頃本当にその時間にある瞬間にひっそりと立ち会い、人々の自然で何気ない交流から、宇和島に宿る「人とまじわう」喜び・豊かさを感じ取っていただけるように構成しています。

 

宇和島の魅力を伝えるツールとして

ブランドブックを通して、市民の方が宇和島市に対する「シピックプライド」、つまり愛着や誇りを持ち「宇和島市はどのようなまちなのか」 といった魅力を語ったり、市内での会話の中の話題の一つに取り上げられることで、新たな交流のきっかけとなるものを目指しました。そして、宇和島市を訪れた方に見てもらった際には、市の魅力に共感し、さらに深く知りたいと興味を持ってもらえるようなブランドブックを制作しました。

また、宇和島市ブランドブックは以下の賞を受賞しています。

当社では、今回のブランドブック作成のような地域ブランディングに関する業務を通して、自治体のまちづくり支援を行うことで地域活性化に貢献できるよう取り組んで参ります。

 

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