22.10.31

伊予市防災マップ×ワークショップ=防災意識の波及・向上

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伊予市
愛媛県伊予市の防災マップの制作に加え、市民の防災意識の向上を目指した「ワークショップ」の企画・運営を行いました。伊予市の消防団、学校関係者、福祉施設関係者を中心に、伊予市市長、南海放送様、そして愛媛大学防災情報研究センター副センター長の松村暢彦教授など、様々な方と協力して開催をすることで、防災への取り組みを広く周知し、防災意識を地域に波及させていくために実施しました。

PROJECT
STORY

市民が防災について考える“きっかけ”を作る

伊予市をはじめ、各地域では、東日本大震災や西日本豪雨などの自然災害を受け、防災体制の見直しを図っており、防災マップの改善も図っています。しかし、市民が防災マップを「見ない・使えない・存在を知らない」といった現状があるのも事実です。また、西日本豪雨の際には、物理的な障害よりも、市民の防災に対する意識が欠けていたことが原因で避難が遅れるというケースが発生しています。
防災マップを作って配るだけでは、防災について考えるきっかけや防災意識の向上につながらないという社会全体の現状や課題を踏まえ、当社では、防災マップの制作に加え、市民・専門家・マスコミを巻き込んだ「ワークショップ」を、伊予市と連携して開催しました。

 

“市民が作る“防災マップ

ワークショップは2回に分けて実施をしました。
第1回目のワークショップでは、市民が「防災マップの制作段階」に参加することで、地域の防災リーダー(地域全体に防災意識向上の機運を波及する役割を担う)の育成に寄与しました。伊予市の3地区(伊予・中山・双海)にグループ分けをしてワークすることで、地域に根差した防災マップを作ることを意識しました。
また、南海放送様と連携し、災害時のメディア活用というテーマでの講演を実施、さらに、ワークショップの様子を取材・放映することで、より多くの市民に周知し、防災について考えるきっかけを伝えました。

 

防災マップの活用:「マイ・タイムライン」の作成

第2回目のワークショップは2部構成となっています。
第1部では防災マップの完成披露会(プレス発表)を行いました。防災マップが完成して市内全戸に配布が開始されるタイミングに、マスメディアを通して周知をすることで、「防災マップの存在を知らない」という課題解決に取り組みました。
そして、第2部では「完成・配布した防災マップを見て、どんな行動をしてほしいか」を伝えるためのワークを開催しています。風水害が起きたことを想定し、「マイ・タイムライン」というワークシートを使って、防災行動を時系列で整理するワークを行い、「防災マップを見ない・使えない」という課題解決を試みました。

 

ワークショップを通じた“マイ防災”の意識形成・波及

本企画は、伊予市の消防団、学校関係者、福祉施設関係者を中心に、伊予市市長、南海放送様、そして愛媛大学防災情報研究センター副センター長の松村暢彦教授など、様々な人と協力して開催をすることで、防災への取り組みを広く周知し、防災意識を地域に波及させていくために実施しました。
ワークショップのなかで松村教授が「マイ防災=私の大切な人・もの・ことを、日頃から、私が守ること。“ふだん”と“まさか”をつなぐという発想の転換をして欲しい」と語りました。
このワークショップは、プログラムに参加することを通じて、“マイ防災”の意識が形成・波及されていくような設計となっています。

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